小さな宝物~モンウスギヌカギバ~
只今、芋活.comの「イモムシ・ケムシ図鑑」は600種を超えました。
同時に詳細ページも頑張って更新中です!少しずつパワーアップしていきますね。
冬のフィールドで出会うイモムシは若齢~中齢が多くて、「あなたはだあれ?」状態に陥ります。
わからない場合はなるべく持ち帰り飼育してみるようにしています。
そういった積み重ねで図鑑は充実していくのです。
この間のフィールドで、アラカシの新芽に潜むカギバアオシャクを探していると、ふと小さなケムシを見つけました。
干からびて死んでいるように見えたのですが、生きていました。
アラカシでもう一種類探していたのが「ウスギヌカギバ」というカギバガ科の幼虫でした。
よく見ると、ツンと尖った尾角があるではないですか!
「これは何齢だろう・・・?ちゃんと飼育してみよう」
と思い、持ち帰っていろいろと調べてみると、ウスギヌカギバではなく、モンウスギヌカギバでした。
モンウスギヌカギバはまだ芋活の図鑑には載っていないし、イ〇ハンにも、N〇Oにも載っていませんでした。
思いがけず出会えたレアキャラでした。頑張って飼育したいと思います。
お尻がすごくかわいいです!まるでにっこり笑った竜みたいでしょ?
ウスギヌカギバも、モンウスギヌカギバも枯れた葉っぱの上に隠れていたりします。
写真はウスギヌカギバの終齢です。わかりますか?どう見ても枯葉にくっついたごみにしか見えません。
ぜひ探す手がかりにしてみてください。
そう簡単には出会えないので根気が必要ですが・・・( ;∀;)
そうです。私はカギバアオシャクを探しているのです!!!ひたすら冬芽をじ~~~っと見つめて疲れました(+o+)
モンウスギヌカギバに出会えて少し苦労が報われた気持ちでした。
(2023年3月31日 追記)
家に持ち帰り飼育し、無事に羽化しました。
成虫のこの翅の美しさ…。感動です。
鳥の糞に引き寄せられるハエのようにも見えるといわれています。
神様のいたずらとしか思えないですね。